梅雨の季節に行われた生誕祭もとい第83回大地賞特別。そこから早4ヶ月経ち、新シナリオラークの登場と共にインフレはさらに加速した。『1600-1200-1200-1200-1200』という一昔前の夢のステータスが常識となりつつある中、今回の特別賞、第85回は開催される。
公式が用意した3つのオフィシャルコースを舞台に、選ばれし14人のトレーナーが鎬を削る今回。一体どのようなラインナップになっているか、簡単な傾向と共にご紹介しよう。
<出走リスト>
今回のエントリーは総勢14名。うち3人が初出走、他11人は直近1年以内の特別賞に出走経験がある。毎度約8割方をレギュラー陣で占め、ニューカマーが数人入るという構図だが今回も継続となった。前特別賞覇者のしゅらしょだあは姿を消したが、代わりにしゅらしょだいがエントリーしたのは何かの策略だろうか。不気味である。
簡単なデータを述べていこう。経験者組のうち3着以内に入ったことがあるのは今回9/11人。同回大会で複数回馬券絡みのケースは多くあるが、特別賞に連続参戦しそれぞれ1回以上3着以内に入るケースは3例(12.5%)しかない。実力がありながら前回奮わなかったトレーナーにはチャンスと言える傾向だ。1着経験者は3/11人で内2人の直近勝ち鞍は前回特別賞第83回。また1個人の歴代最多勝は2勝で、今回はトップタイが2人エントリーしているため新記録樹立の可能性も十分あり得る。なお、トップタイ2勝の該当者は4名で内3人は合計出走数10回未満。
初出走組のデータでは、初出走初戦での1着が4/45人と思ったより多く、初出走大会のいずれか1レース以上で1着を取ったケースでも6/45人とあまり変化しない。初出走組が該当大会で1回以上3着以内取ったのは19/45人。
総出走数傾向では初出走3人、2~5回3人、6~10回5人、11回~3人。3着以内率ではデータが少ないものの1/3回で33%が2人いる中、5/9回で5割超えが1人とひとり大怪獣バトル状態だ(なお6/13回で約5割が1人いるのも密かに注目したい)。
秋が本格化しいよいよ軌道に乗り始めたラークシナリオ。秋華決戦となる第85回大地賞特別、発走は10/28 22:00~予定だ。